浄瑠璃作家近松半二の傑作「傾城阿波の鳴門」の
モデルとなった庄屋 坂東十郎兵衛の屋敷跡で
約300年前の建物です。
建物内には、阿波木偶人形の展示や、
十郎兵衛の遺品の数々が展示してあり
人形浄瑠璃芝居も上演しています。(上演25分間)
上演されているのは、傾城阿波の鳴門八段目「順礼歌の段」
この物語は、殿の名刀「国次」が盗まれ、
その探索を命じられた十郎兵衛が妻「お弓」と共に
盗賊の仲間入りをし、役人に追われながら刀を探します。
ある日 大阪の隠れ家に、娘のおつるが両親を探し
西国順礼をしながら訪ねてきますが、親子を名乗ると
盗賊の罪が、娘にかかるのを恐れ、我が子と言わず
泣く泣く返す母と子の純愛物語となっています。
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